もし僕が歴史教科書の巻頭言を書くなら・・
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もし僕が歴史教科書の巻頭言を書くなら「我が国は、建国から2671年の歴史を持つ、現存する国家の中で世界最古の国家である。しかも、民間人が戦争の攻撃対象になったことはなく、悠久の平和のなかで比類なき文化を築いてきた。君たちには、夢と志を持つ日本の歴史を学んでもらおう」
ブコメではてなハイクのネタと書いてしまったけれど,自分もそう書いた以上は「Haiku!」しないとね。(ただしこれをブログに書いているのは,さすがに半年もブログを更新しないのはいかんやろと思ったまでです)というわけで以下。
「人の人生は――
子供たちに遺伝情報を伝えるだけじゃない
人は遺伝子では伝達できないものを伝えることができる
言葉や文字や音楽や映像を通して
見たもの 聞いたもの
感じたこと・・・
・・・怒り 悲しみ 喜び・・・
・・・俺はそれを伝える
伝えるために生きる
俺達は伝えなければならない
俺達の愚かで 切ない歴史を
それらを伝えるために
デジタルという魔法がある
人間が滅びようと
次の種がこの地球に生まれようと――
この星が滅びようと・・・
・・・生命(いのち)の残り香を後世に伝える必要がある
未来を創ることと
過去を語り伝えることは同じなんだ」
くさいねー。でも自分はこの台詞が非常に好き。引用元はMETAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTYのエンディングから。途中デジタルという言葉があるのは,このゲームのテーマのひとつがデジタルによる情報の統制だったりするので。
メタルギアシリーズは現在までに多く出ているけれど,自分はプレイした中ではこのMETAL GEAR SOLID 2が一番好きです。テーマが多岐に渡っているのに(核問題,反戦,情報,表現,孤独,不安,遺伝子,愛)最後には非常にうまくひとつのテーマとして収束していく,つまり“僕達は何を伝えていくのかという問題”をゲームで自らプレイすることで実感できる,そんなすばらしい体験でした。というわけで,皆さんもどうぞやってみてください。ただ,プレイするならMETAL GEAR SOLID 1からやってみるほうがいいような気もします。
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