ひとまず更新もかねて

 5月の給料日から数日後,4月の残業代が○万円になってたのを思い出したのでその原資でPS3を購入。
E3がある直前のこの時期にハードを買うのはなんか色々おかしいし,特に安売りだったわけではないので,夏休み前あたりの安売り期まで待ってもよかったんだろうけれども。

 PS3とともに購入したソフトは「Metal Gear Solid 4 Guns of the Patriot(2008発売)」。前回の日記(2月ってだいぶ前だね・・・)にも「Metal Gear Solid 2」の台詞を引用したけど,けっこうずっと前からやりたかったタイトル。ただハードを買うタイミングを計っていてやり損ねていたソフトですな。

 おそらく,感想(というよりは自分用メモ)を書きます,いずれ。一応メタルギアサーガの第一章が終わったと言えるこの作品までの総じた感想はどこかにとどめておきたいので。それとともに伊藤計劃さんの「Metal Gear Solid Guns of the Patriot」も読了*1。この感想も上にまとめて書く予定。ひとまずメタルギアシリーズのファンとしては終わり方にはある程度納得したけれど,新規のファンを開拓できるようなソフトではなかったかなと思う。ある意味でファンブックになってしまっていると。



 ゲーム関連(というよりはメタルギア関連)の話題として,「Metal Gear Solid Peace Walker」のHD版がE3で発表されたので*2PSPごと購入しようと思っていたこの作品は今年の11月の販売まで保留。製作元の小島プロダクション*3ではメタルギアシリーズも,ZONE OF ENDERSシリーズもHD化するというよく分からないがファンとしては買わざるを得ない戦略を今年はE3で打ち出したのですが,はてさて全部そろえようかそろえまいか。

METAL GEAR SOLID PEACE WALKER PSP the Best

METAL GEAR SOLID PEACE WALKER PSP the Best

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

伊藤計劃記録:第弐位相

伊藤計劃記録:第弐位相

 そういえばぜんぜん関係ないけれど「鋼の錬金術師」も最近読み終えた。最近の少年誌,といってもよく知らないのだけれど,その中では単行本をすべてそろえた作品だけに,終わってしまうのがちょっと残念。どうも自分は少年漫画が受け付けないみたいで,「進撃の巨人」も一巻を読んだだけで続きを読む気力をなくした。正直読後感が悪い。富樫の「Hunter&Hunter」を読んだときもそんな気を地悪さを感じたときがある。
 ただ「鋼の錬金術師」だけはとても面白いと感じたんだよね,何故だろ。アニメも2003年版(不確か)と2009年版共に見ている作品だけに。ちなみに自分はボンズ水島監督のシリーズも結構好きです。というよりは,水島監督のアニメシリーズを一話だけ見て,原作を読んでみようと思ったという経緯がありまして。周りの評価はどうなんでしょうかね。そういえば読み終えた後に手を出そうと思っていた,ユリイカ2010年12月号もようやく手が出せる。映画版はどうしようかね,これは実際映画館で見るかは分からない。

一方で資格試験と放送大学の勉強が無駄に引っ張っている(やる気ないのに色々手を出すのが問題なのかも)のが非常に面倒くさい。わざわざ職場から名古屋駅の大原まで毎週通うっていうのがね・・・。

鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)

ユリイカ2010年12月号 特集=荒川弘 『鋼の錬金術師』完結記念特集 (ユリイカ詩と批評)

ユリイカ2010年12月号 特集=荒川弘 『鋼の錬金術師』完結記念特集 (ユリイカ詩と批評)

*1:これで伊藤さんが生前発表された3作品は読み終わりました。彼の作品が新たに出てくることがないというのは非常に残念に感じます。

*2:http://www.konami.jp/kojima_pro/e3_2011/jp/

*3:http://www.konami.jp/kojima_pro/japanese/

もし僕が歴史教科書の巻頭言を書くなら・・

http://twitter.com/takenoma/status/35759043297550336

もし僕が歴史教科書の巻頭言を書くなら「我が国は、建国から2671年の歴史を持つ、現存する国家の中で世界最古の国家である。しかも、民間人が戦争の攻撃対象になったことはなく、悠久の平和のなかで比類なき文化を築いてきた。君たちには、夢と志を持つ日本の歴史を学んでもらおう」


ブコメはてなハイクのネタと書いてしまったけれど,自分もそう書いた以上は「Haiku!」しないとね。(ただしこれをブログに書いているのは,さすがに半年もブログを更新しないのはいかんやろと思ったまでです)というわけで以下。



「人の人生は――

子供たちに遺伝情報を伝えるだけじゃない

人は遺伝子では伝達できないものを伝えることができる

言葉や文字や音楽や映像を通して

見たもの 聞いたもの

感じたこと・・・

・・・怒り 悲しみ 喜び・・・

・・・俺はそれを伝える

伝えるために生きる

俺達は伝えなければならない

俺達の愚かで 切ない歴史を

それらを伝えるために

デジタルという魔法がある

人間が滅びようと

次の種がこの地球に生まれようと――

この星が滅びようと・・・

・・・生命(いのち)の残り香を後世に伝える必要がある

未来を創ることと

過去を語り伝えることは同じなんだ」



くさいねー。でも自分はこの台詞が非常に好き。引用元はMETAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTYのエンディングから。途中デジタルという言葉があるのは,このゲームのテーマのひとつがデジタルによる情報の統制だったりするので。

メタルギアシリーズは現在までに多く出ているけれど,自分はプレイした中ではこのMETAL GEAR SOLID 2が一番好きです。テーマが多岐に渡っているのに(核問題,反戦,情報,表現,孤独,不安,遺伝子,愛)最後には非常にうまくひとつのテーマとして収束していく,つまり“僕達は何を伝えていくのかという問題”をゲームで自らプレイすることで実感できる,そんなすばらしい体験でした。というわけで,皆さんもどうぞやってみてください。ただ,プレイするならMETAL GEAR SOLID 1からやってみるほうがいいような気もします。

メタルギア ソリッド2   サンズ オブ リバティ   (角川文庫)

メタルギア ソリッド2   サンズ オブ リバティ   (角川文庫)

メタルギア ソリッド

メタルギア ソリッド

『ザ・コーヴ』にみるドキュメンタリィに対する考え方をさらしてみる

7月3日に今話題の映画『ザ・コーヴ』が上演開始されました。
オフィシャルサイトの監督からのメッセージ”を引用しながら突っ込みたいと思います(需要あるのか!?)

ザ・コーヴ』が日本で賛否両論を巻き起こすことは予想していました。そしてその予想通り、「反日映画であり、日本の文化や伝統を理解していない」と、広く批判され始めています。しかしこの映画は、日本ではまだほとんど見られていないはずです。実際、日本での上映は昨年の東京国際映画祭の2回のみです。はっきりとは言えませんが、映画を批判している人たちの多くはまだ映画を見ていないのではないでしょうか。単純に、まずはこの映画を観てから判断していただきたいのです。

 確かに、映画を批判する人はほとんどこの映画を見れていないというのは確かです。と言いつつ自分の地元でも未だ上映されていないので自分も見れていないのですが…

私はダイバーであり、水中カメラマンでもあるので、海の環境が汚染され破壊されていくのを間近で見てきました。そこで、そのような海洋環境に関する懸念を広く伝えるため、慈善団体OPSをスタートさせました。私は地球存続には海洋保護が重要だと思っており、それには大きな情熱を持っています。仲間たちと『ザ・コーヴ』の制作を決めたのも、海からのメッセージを伝えるためです。そして、映画というメディアを使うことにしたのは、それが世界で最も力を持つ“創造力の武器”だと考えたからです。

 この映画って海洋保護をテーマにした映画なんですかね?いやイルカ保護は海洋保護なんでしょうけれど、NHKでドキュメンタリィ作家が言っていたように「ロッキー」的な、勧善懲悪の香りがぷんぷんするんですけど。映画の認識はま、あ正しいとしておきます。


太地町でイルカ殺しの撮影を始めると、当初予想していた以上のことが明らかになりました。それは、イルカ肉(クジラ肉と偽装表示されることがありますが)や魚介類を食べることにより、水銀中毒に侵されるという驚くべき事実でした。私は寿司が大好物で、これまで多くの魚介類を食べてきましたが、撮影を進める中で、自分自身の水銀レベルが危険な域まで達していることを知りました。イルカの肉は有毒です。水俣病の悲劇の後、日本で設けられた世界で最も厳しい規制値だけでなく、どの国の基準値も上回るレベルです。実際に日本で検査されたイルカ肉の多くは、水俣病を引き起こした魚よりも高いレベルの水銀値をもっていました。


 水銀のことに着目したのは、撮影し始めてからなんですね。ただ、水俣病を引き起こした魚よりも高い水銀地を持っているのにもかかわらず、健康被害が出ないのは何ですかね。

私は諸外国の文化やその伝統を重んじています。日本人に対しても尊敬の念を持っていますし、日本の友人もいます。今回の撮影のために何度も日本を訪れ、日本の友人がさらに増えました。私は彼らの友人として、海の苦境や水銀中毒を知らせるべく、映画というかたちで日本に手を差し伸べたのです。『ザ・コーヴ』は反日映画ではありません。映画を制作した私自身が反日ではないのですから。

 ふーん。ま、反日映画ではないというのは認められうるのだろうけれど、欧米的なアジア人を見下した感じがアリアリなんだよね…。


45秒でこれら全てを伝えることは到底無理だったと思いますが、以上が私の伝えたかったことです。『ザ・コーヴ』はメダリオンメディアとアンプラグドによって、まもなく日本でも公開されます。両社はすべての問題について、どちら側の意見にもつきませんが、私がこれまで話をした他の日本人と同じように、この映画が日本で上映されるべきで、これについて考え、討論されるべきだと信じています。もし招かれれば、私は喜んで討論に参加します。そして何よりも、日本人にこの映画を観てもらいたいし、考え、判断してほしいと熱望しています。私は、日本の方々にはそれができるはずだと信じています。


もちろんこの映画は上映されるべきで、それに対する漁村の方々に対する配慮も上映時には対処されているみたいですから。





 ところで、“これはドキュメンタリィ映画ではない、プロパガンダ映画である”みたいな言い方をする人がいるんだけどそもそもじゃドキュメンタリィって何さ?
 自分はドキュメンタリィとは事実ではなく視点だと思う。正直に言ってドキュメンタリィを事実の記録として見ている人は、多分ドキュメンタリィを見ていない。ドキュメンタリィがドキュメンタリィとして成り立つには、記録する媒体が必要だし、記録するという行為はファインダーを覗いて、風景を切り取る操作でもある。その切り取り方が非常に難しいし、その監督の個性が見せられるところ。
 「いのちの食べ方」という映画はその点で秀逸だったと思う。

いのちの食べかた [DVD]

いのちの食べかた [DVD]

えらぼーとやりました

http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/10votematch/etc/?result=232314423143233413213121121310122122131313

うーん、まんまそのままの感じ。案の定応援している保坂展人さんが比例区では一番。完全に決まりですな。
小選挙区共産党にしようと思います。死票になるのなんてわかってるけどさ。

ぐろいよ、これ

Metal Gear Solid Peace Walkerが発売されてはや一カ月半。今度は別のKojima productionsによる新作トレーラーがE3でお目見えしました。

ぐろいよ〜〜〜。以下公式サイト
http://www.konami.jp/mgsr/jp/index.html


 にしても完全にSFの世界ですなこれは。個人的にはMGS4MGS2の中間に値する作品になると勝手に予想してたんですが大外れ。どのみち未だMGS4すらやっていないという自分が予想しても何というかアホとしか言いようがないんですけれど。

 ぐろいと言えば、このトレーラーを見て一番最初に思い出したのは“Postal”というゲーム。当初は殴ったり、銃を乱射したりするだけのゲームであったものの、現在はストーリーを持たせるようなシリーズとなってきているらしい。Postal2では、FPS(一人称視点シューティング)で道行く人を殴ったり、銃を撃ったり、チェーンソーで切り刻んだりといった切株表現も多々あり。残酷ゲームとして話題になったこのゲームは、マイケル・ムーア監督が映画の題材にしたコロンバイン高校の銃乱射事件を起こした少年がプレイしていたとみられるものでもあり、アメリカでは販売禁止となっているようです。

 人を殺す表現をどう扱えばいいのか、自分には全く見当がつかない。確かに表現の一部である以上規制されるということができる限り無いようにすべきであるのは前提として、その線引きをどこにするのかという問題はやはり残る。まさに“How freedom is free.”*1の問題なのだと思う。

福島党首罷免…か

 金曜日の閣議でみずほたんが辺野古の基地移設に対して署名せずに罷免されたようで、社民党の連立がどうか、という話になっていますね。辻本さんが国交省副大臣を務めているのでその進退もどうなるかと言われていますけど、党首が罷免されて連立を組むというのは、、甚だ屈辱的なことであると思います。新聞の記事(福島消費者相を罷免、社民の離脱は不可避 2010年5月29日01時03分 読売新聞)によると、閣僚の罷免は戦後5人目という、まさに異常事態であるということですし。

 先日保坂展人さんの講演会に行きまして、そのときにもしみずほたんが罷免されたとしても閣外連立もありうるという話をお聞きしたのですけど、正直連立は解消したほうがいいと自分は思います。民主に寄って共倒れになるよりは、きちんと大義を貫いたほうがいい。保坂さんは、自社さ連立のとき、そして社民党が連立を脱退したその後の自公の横暴を許してしまった現状とを比較されて、政権のストッパーとしての社民党の立場を明確にしたいようでしたけれども。

ところで橋下徹大阪府知事が「大坂は安全のただ乗り状態」(日米共同声明で橋下知事「訓練移転先は関西を最優先に」産経新聞2010.5.28 13:23)という表現を使ったのは、的を得た発言だと思う。沖縄が未だアメリカの占領下にあるような、それでいてそんな状況を沖縄以外の日本人(笑)がそれを支援しているような構造はもううんざりだ。

 先の保坂さんの講演会の中で、橋下知事が「関空に移設するのはどうか」と国会で答弁したときに、「関西の人に失礼じゃないか」という自民党の某元官房長官による野次があったそうだけれど、失礼なことをしているのはいったい誰なんだよ。いつになったら沖縄の占領は終わるのか。

fc2で一年ぐらいブログやってたけれど(しかもかなり中途半端でほとんど書いてない)それを止めて、こっちに移そうと思ってたんだった。

ただ、書きたいネタが1〜2こあったので、なんか見切り発車。
まぁいいや。誰も見ないとは思うけど、一応思考のまとめとして。


↓元ブログ
http://historicalinheritanc.blog34.fc2.com/